静岡UHU4周年とトールさん。

静岡の音楽家に度胸試しをさせ、お尻をたたき、温かく見守っている
静岡市街中にあるライブハウス「SIZUOKA UHU」が4周年。
パーティーでは、沢山の観客が祝杯をあげ、
アーティストがステージ上でお祝いをし、そして、とある方へ送るメッセージを歌った。

オーナーのSHINYAさんへの感謝の気持ちはもちろんのこと、
とある方とは、「トールさん」同じく、静岡の音楽フリークとして、音楽を愛し、奏で、多くの音楽家の面倒を見てきた方。
実は、このパーティーにも来るはずだったのに、姿は表わすことはなかった・・・。
急に天国に行ってしまったのだ。。。

私がこの仕事に就いて、まだ右も左も判らない頃、明るく、優しく迎え入れてくれたのが、トールさん。
番組でも楽しく自分の音楽人生を話してくれ、イベント出演の依頼をしても、
ヨロコンデー!と前のめりな感じで、ステージを盛り上げてくれ、
いつもいつも、情熱的で、前向き。背中を押してくれる方だった。

ちょうど、その日も、私の大事なイベントのチラシが出来上がるので、
トールさんに会いに行こう!と思っていた時だった。

それが、こんな形での再会。

信じられなかった。信じたくなかった・・・。

正直、パーティーのステージ上の一人ひとりが、トールさんに姿が重なってしまって、
涙で滲んで見えなかったほど・・・。
でも、絶対にいると思った。ステージの上からトールさんが鍵盤で一緒に参加しているって。
だって、笑っていた。棺の中に入っているトールさんは笑っているようだった。
トールさんの眠っているその横では、トールさんのピアノがテープレコーダーから鳴っていたし、天国に行ってしまった今でも、絶対にピアノを弾いている。

だから、約束する。

静岡の音楽シーンをもっともっと楽しいものにしていくって。
トールさんが、天国からも、一緒に参加したい!って言ってもらえるように、
天国からピアノを奏でていてくれるように。

今でも、耳に鳴り響く。あの音、リズム。

姿はなくても、確かにみんなの心に刻まれているあの、音。


2010.9.19

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