とある施設のテレビCM。ナレーション録り。
実写の映像に加えて、おばあちゃんの可愛らしい顔がイラストで描かれている。
「これは、お婆ちゃんの声でいくかな??」なんて、想像を膨らませ、
かわいく温かいお婆ちゃんの声を練習しちゃったりしちゃって・・・。
本番
「イメージは?」との私の問いに、ディレクターさんは、
「まあ、楽しげに?。いつもの神谷さんでいいんじゃない?」
完成
「これで大丈夫ですか?私フツーにやりましたが・・・」
「うん、楽しげでいい!いい!いい!」
まあ、確かに映像の醸し出す雰囲気によって、それぞれのCMナレーションにおいて
声は変わっているが、
しかし、それは強く意識しているところででは無く・・・。
ということは、意識しなくても出来ているってことで、いい事なのである・・・か?
うーーーーーーん・・・。
とある舞台挨拶で、新人子役がこう言った。
「自然に演技出来たのが嬉しかったです。」
それに対して、共演した大御所俳優が、
「自然に出来るってことはまだまだ未熟ってことだ!あくまで演技は演技。
意識していないという事は役者といえない。」
私もまだまだ修行が足りませんです・・・。
2010.9.13