ラジオDJとナレーション

録音機材の進歩、コロナ禍でのリモート推進もあって
自宅に居ながらでナレーションを収録し、提出することが多くなった昨今。

私は、外のスタジオで収録する方が断然好き。

無論、家のマイクでの収録も可能だが、
自分を貫くためにもここに記しておく。

■作り手の思いを乗せる
この原稿の核となるものは何なのか?それは、作り手やスポンサーさんが一番大事にしていること。
それを知らずして語るべからず。自ずと、声にも「求められるもの」が乗っかってくる。
無論、打合せしてからの収録となるが、熱量や繊細な気持ちは会ってこそ感じられるもの。

■表現の幅が広がる
自分の声の幅なんて、意外と狭いもの。
呼吸や声色、間の取り方、抑揚、強弱、厚さ薄さ、熱さ、いくら鍛錬しても、所詮、自分の範囲。
第三者の感想や意見、指示こそが、可能性を広げてくれるもの。

■人に会うことが大切
広告代理店の方や、スポンサーさんとの何気ない会話から仕事が広がることがある。

先日のCMナレーションでは、
「ラジオDJだからか、語りかける感じがいんだよね」
と、ディレクターさんがボソっと呟いていた。

これって、自分では分からない。
多くのナレーターの語りを聞いている人だからこその純粋な感想。

人前で話すことは、恥ずかしことも緊張することもある。

でも、得られることはその何倍でもある。。。。

なるべく、人と会う、人前に出る自分でありたい。

2023.2.22

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