時がとまったレコード室

とある制作会社で、学校PVのナレーション録り。
すごかったのが、その会社社長さんが所有するレコードの数!

K?MIX立ち上げ当初からいらした業界の大先輩!
独立されて、自分で制作会社を設立。
音楽番組を長く担当されていたとかで、曲に関しての知識も半端ありませんでした。
カルトQとか出られるくらい・・・って、よくわかんないけど・・・。

今となっては、超大御所となったアーティストさんとのつきあいも深く、ウラ話しも色々教えてもらいました。

レコードの一枚、一枚にそれぞれ思い出があって、
レコード室はまさに、日本の音楽業界の歴史そのもの。

ジャケットを見ただけで、次から次へと社長の口から思い出が綴られていきました。

今は、ダウンロードで聞くのが主流で、
「手にとる」「遠くまで買いに行く」「やっと手に入った」
なんてことありえない。

私も、CDはほとんどサンプルで頂戴してしまっていますが、
「ゆず」とか、「バンプ」とかのインディー盤は澁谷のタワレコまで行って、
ようやく手にいれ、嬉しくて、帰りの新幹線の中で「CDウォークマン」で聞いて帰ったことを鮮明に覚えています。

ジャケットの絵とか、手書きでそれがまた、アーティストさんを近くに感じられて
じ?んと嬉しかったものいです。

レコード室なんて、もはや「死後」
でも、その部屋につまる歴史は今この瞬間も、色濃くなり、
心の思い出は、色あせることはない。’

2010.5.11

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