「月の沙漠」知られざる世界観@藤枝市郷土博物館・文学館

「静岡を歌う、語る」
これは、私の朗読コンサートのテーマの一つ。

この静岡県、実は知られざる名曲の宝庫。
今現在歌われている曲はもとより、
世代を超え歌われている童謡や唱歌にも静岡にゆかりのある曲が多い。
「ふじさん」はじめ「みかんの花咲く丘」「すみれの花咲く頃」「赤い靴」などなど。

ネットを調べて、今知ったのだが、
「かわいい魚屋さん」も富士市出身の加藤省吾が詩を書いている。
幼い頃、レコードで歌った覚えが・・・笑

同じく、レコードで良く聞いていた歌に「月の沙漠」がある。
藤枝市出身の加藤まさをによる作詞であり、地元の小学校には歌碑が建立されている。

この「月の沙漠」の詩について、仏教の観点から説いて下さるということで、
喜び勇んで出掛けたのが藤枝市郷土博物館。
静岡大学の元教授、清水区興津の承元寺住職でいらっしゃる重松宗育氏がご自身の体験と言葉で
丁寧に教えてくれた。

何でも、この詩には、
「金と銀」のかめ、「王子さまとお姫さま」とあるが、
実はこれは二つであって一つである。一つであって二つである。
即ち、対になっていることに注目すべきだと。。。

仏教には、「二つは一つ、一つは二つ」とう概念がある。
男女、夫婦、恋人、心は一つでも肉体は二つ、いつも一緒にいたらそれはそれでイヤになる・・・。確かに・・・笑
陰と陽、地と天、黒と白、この対が世の中を構成しているといっても過言ではない。
「月の沙漠」には、そんな壮大な世界観が歌われているのでは、というのがご住職の見解であった。

私が調べたところ、この歌詞は、
加藤まさをの「禁断なる恋」がテーマとなっているとかいないとか・・。
これでは、子供向けのコンサートでは言えない笑

話の角度は深くも浅くも、視野は多方向に持っていた方が良い。
とても身になったイベントであった。

いつか、朗読コンサートにて、
「喜・悲」の対で
「月の沙漠」をご披露してみたいものだ。
さて、どちらに聴衆の心は惹かれるだろうか・・・笑

そうね~なるほど~
歌というものは、
その作者の人生や世界を知れば知るほど、
「親しみが湧き」
一方で、
「近寄りがたいもの」
でも、ある哉・・・。

2022.2.14

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