「やさしいライオン」の本当の色

・・・・・見終わった後、どうしても食べたくなって、購入。

あんぱん(笑)

ふと思った。

今は当たり前のように何時でも何処でも買えるけれど、

アンパンマンが誕生するきっかけとなったその時代から思うと、

奇跡みたいな事なんだろう。。。。

そして、アンパンマンが誕生するきっかけとなった本が

「やさしいライオン」

私の好きな本ベスト3に入る一冊。

ハードカバーや1m 近くの大型本など複数の形で持っているけれど、

その形態によって微妙に色が違う。

だから、今回の目的は

「やさしいライオン」の本当の色を見る事。

原画が並べられているその壁に近づくと、胸が高鳴った。

それは、

とても

「ソフトな色」をしていた。

柔軟剤が効いているような、ふわっとした、安心感のある色。

柳瀬 嵩の体温が伝わってくるような。

職業柄か、作品の裏にはその作者の生き様が表れると感じ、

探してしまうけれど、

今回の作品展で、「やさしいライオン」の生まれた背景を感じた。

ブ ル ブ ル   ム ク ム ク        は な れ る

やなせたかし、今93歳。

「やさしいライオン」今、44歳。

アンパンマンを世に誕生させたのが、やなせたかし55歳の時。

テレビ放映が始まったのが、69歳の時。

そう、「やさしいライオン」は、時代が変わっても、愛され続けていく。

ピカノの絵や、モーツアルトの曲のように。

そして、

その背景にあるのが、

「戦争から学んだ本当の正義」

であることを、

一人の作者を通して気づく事は、

時代が遠ざかってもそうであるのか。

2013.9.14

えほん読み聞かせ'