絵本への思い

図書館研究大会での豪華講師陣の講演が、まだ耳に心地よく残っている。

特に、「柳田邦男氏」「桂 文我氏」「落合恵子氏」
落合恵子さんは、朝の番組のコメンテーターとしておなじみだが、
文章を綴るかのようなスラッとした喋り方。
淡々と適切な言葉をつむぎだして、亡きお母様との介護の日々について話してくれた内容に、会場のあちこちで目頭を押さえる姿が見られた。

感情を入れ込まくても、行間ににじみ出るものがあるその喋り、
私は、また違った角度で、圧倒的な興味を惹かれた。

もともと、ラジオの局アナをされていて、
今現在も「絵本の時間」というラジオ番組を担当。
絵本をプロデュースしたり、こどもの本の専門店をひらいたり、
前半部分は、私と同じであるので、憧れの人。
また、私は、感情のままに喋る人なので、間逆の喋りをされる落合さんに、
だからこそ「憧れる」のでもある・・・。

その日だけ特別に開かれていた本屋さんで、本を選ぶ時間の楽しかったことといったら!
欲しい本を片っ端から買っていたら、お財布が間に合わないので、
厳選に厳選を重ねて購入。
文体や、絵から醸し出される雰囲気な全く違うのはもちろんのこと、
匂いや、ページをめくる感触までもが、それぞれ個性に溢れているのが面白い。

それに、幼い頃、夢中で読んだ本や、学校の推薦図書とかで、無理やり読まされた本も、
未だ、本屋の前面を飾り、今なお、こどもたちの心の栄養となっているのが、
私は、胸がキュンとなる思い。
語り継がれていく、その本の存在の重さといい、幼い頃の自分が思い出されることといい、
だから、本屋の絵本コーナーは、私にとって、特別な空間。

そうそう、最近コンビニでも、絵本とコラボした商品が出ていた。
しっかりと、その絵本の世界をパンにも表している。
こどものように、ニコニコしながら、食べてしまった。

今月29日、またまた親子を対象にした「絵本よみきかせ」を開催。
今回は、ベビーちゃんが多いということで、「絵本、色と音で遊ぼう!」
そんな感じかな?!

2010.9.6

えほん読み聞かせ'