生身の声の可能性

NHKのニュース『AIによる自動音声でお送りします。』

ファミレスに行けばロボットが料理を運んできて『お待たせ致しました』たいして待ってなくてもね…。

 

人間の生身の言葉の存在が薄れていく昨今において、この仕事は声の存在価値を強く感じさせてくれる。

 

ラジオCMのナレーション収録。

ライターさんが20秒に込めた意図を、ディレクターさんが聴取者の耳を想定した演出を私に指導。

「神谷、一番初めの『私』の『し』は、もっと自慢げの『し』にして!」

身体に落とし込み再度トライ。

自分で自分をあげるグルーヴ感やOKが出るまでの緊張感がたまらない。

 

人間の声って自分が思っている以上に目の前のものを変える力があるんだよ。

マスクが取れた今、自分の声を聞いてみて。

2024.4.10

CMナレーション, ナレーション, 言の葉・言霊, 話し方教室