コロナ禍、習い事をする方が増えているそう。
私のところにも「喋り方のレッスン」のご依頼が増えています。
その内の一人、以前も担当させて頂いていたとあるアーティストさん。
歌をうたっていらっしゃいます。
コロナで生活スタイルがガラリと変わり
周りの人間関係にもそれは及んだそう。
どのような影響かというと、「離れていった」と…。
色々と話しを聞いていく内に、
それは、「嫉妬」というもの以外の何物でも無い。
仕事が沢山ある(無論それは○○さんの努力によるものだが…）
充実した日々を送っている○○さんに対する妬み、嫉み…。
その辺の感情をお聞きすると、
「私、気付いたんです！
自分は、使われていたんだ！と。
私、彼や彼女たちのコンサート開催にあたって
チラシ作りや譜面の用意、チケット売りから販売、動画撮影や編集までやっていたんです。」
「えっ！それ無料で？」
「はい！でもね、私はそれを試されていたと思っていて、
それをさせてもらえるということは、私が成長出来るチャンスを与えて貰っていた！ということで、、
これから、私、どのようにして成長できるの？って思ってるんですっ！」
と大きな声でハキハキと答えてくれた。少しの熱量と真剣な眼差しとともに。
私は思わず、
「もう、○○さんには教えることはありませんね！」
と叫んでしまった。沸き出でる熱い物をおさえながら。
「喋り」というものは、「心」と密接な関係にある。
ココロが美しいと、コトバも美しい。
ココロが荒んでると、コトバも荒くなる。
相変わらず、お喋りが多いレッスンとなってしまったが、
この方の最強で最高な応援団長でいたい！と改めてココロに誓った。
「フレー！フレー！○○さん！！」
2022.4.29