『本と音楽の素敵な出会い「羊と鋼の森」』

生演奏はいいですね。
心の洗濯です。
コロナ禍、更に大きく変化を続ける音楽のアウトプット方法。
ネットを通し届け、一日に300万円ゲットなんて方法も最早常識となりつつある昨今、
一流の音響マンによる音、一流のステージ装飾、一流の照明、
そして、演者による汗が見える演奏、
これらがお互いを引き立てあいながら創り上げる空間こそ
「また時間とお金を使って全身を委ねたくなる」ものなのでしょう。

『本と音楽の素敵な出会い「羊と鋼の森」』@静岡グランシップ

なんと、最前列に席をとった私は、
ピアニスト「福間洸太朗さん」の顔が、漆黒にピアノに映って見えて、
手元は見えなくとも、その表情から感じられるエネルギーに圧倒された思い。
一流の演奏者は聴覚だけではなく、視覚でも人の心を持っていくものがあると実感した次第。

ショパンやリスト、ベートーヴェンといった、全く赴きの異なる楽曲を自在に操り、
自分の演奏とされれいる様がよく「見て」とれた。
無論、演奏は圧巻、私の言葉ではここに的確に書き切れないほどの感動。。。

音楽を愛する作家(浦久俊彦さん)
「羊と鋼の森」の著者(宮下奈緒さん)
上記の話に調律師が出演するが、日本を代表する調律師(戸山洋司さん)
そして、国内外で高い評価と名声を得る(福間洸太朗さん)
というこれまでに類を見ないコラボレーションイベント。

良く耳にするし、知り合いにもいるのだが、
実際にその仕事をみたことがなかったピアノの調律の仕事を具体的に知ることが出来たのがおおきな収穫。

2016年度の本屋大賞を樹受賞し、映画化もされたこの本
ぜひ、読んでみたいと思う。

 

2022.3.28

えほん読み聞かせ', コンサート・ライブ