山根基世+工藤直子 ツートップ対談&朗読 感涙

私の人生においての「大好きツートップ♡」とでも言いましょうか
『山根基世(元アナウンサー』『工藤直子(詩人-童話作家)』の対談@新橋

泣き疲れた・・・。
「感動」がコトバ表現としたら、これはカラダ表現かな。

「あいたくて」
工藤直子さんのこの詩に出会ったのは10年以上前。
空で言えるほど読んだ。
私は職業柄、声にすることが多いのだが、この詩に限っては「心で読んだ」と言っていい。
コトバの平易さやリズムの心地よさ、そして、行間に宿る感情。。。
「読み物」として私にとって最適であるのだが、
もしかしたら、等身大であるからこそ声に出すのをためらったのかもしれない。

それを、工藤さんご本人が朗読してくれたのだ。
旧来の親友であるという山根基世さんは言った。

「私たちは、どうしても技術的に走ってしまいがちだけれど、
それは違うかな。。心からのコトバが素直に綴られる。感動させるとはこのこと。」

朗読指導者養成講座にて、山根先生に言われたことがある。

「それはほんとかしら?」
「テクニックに走らない」

この言葉がストンと私の中で腑に落ちた。

自分でもわかっているのだが、どうしてもエゴが勝ってしまう。
今後、お年寄りを対象にした朗読講座を開催予定だが、
一番期待しているのは、人生の先輩の朗読こそ人を感動させるであろう、こと。
作家の思いと自分の経験からくる思いを重ねたとき、素直で飾りのない朗読となり、
人を感動させる。

「ボヤボヤしてると死んじゃう、自分に出会ってみたら?」
87歳の工藤さんが放ったコトバ。

「人は誰でも、見せられない心のごみ箱がある。
そこには、ダメなとこ、イヤな面、辛いこと、がたくさん入っている。
でも、それはとても大事なサイン。
そんなヒミツを支えて包んであげるといい。
いつか、真珠が生まれるかも・・・。
そんなカワイハヤオ先生というユングの心理学研究者が言ったことを、
心の支えとしている。」
72歳の山根先生が教えてくれたコトバ。

なかなか、今ある心地よさを手放せないでいる自分。

そして、これまで、真珠の指輪やらイヤリングを合わせて、5つは無くした自分。。。(笑)

これをどう解釈しよう・・・。

取り留めのない文章になってしまった。

頭の中に、いろんな糸があって絡み合っちゃたみたい。
でも、その糸は必ずどこかと繋がっている。
ちゃんと、
ほどいて、整理して、
心と直接つながっている糸だけを、
自分なりの紡ぎ方で一本の太い糸にしていきたいなあ。

2022.3.21

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