私の地元は袋井市。特産はメロン。
幼い頃から、冷蔵庫にはいつも？メロンが入っていて、半分に割って種を取り牛乳をいれて食べていた。今思うと、とても贅沢な家。といってもいつも貰い物だけれど・・・（笑）
大人になった今、お世話になっている方に袋井のメロンをさしあげるととても喜ばれる、ちょっとした故郷の誇りである。
毎年、品評会が行われているのだが、今回は県庁所在地で開催。
有難いことに、司会を担当させて頂いた。
メロン農家には取材でお邪魔したことがあるけれど、室温管理、特に夏場は４０度まで上がるらしい、水やりなどなど、それはそれは手間がかかり、まさに子供を育てるかのごとく、かわいがっている。
メロンの品評会というと、「味」を基準に思われがちだが、
いやいや、とても奥が深い。
一つの木に一つだけ育てたという証拠になる「つる」・「網目模様」「形」など、外見も勝敗の大きなカギとなる。いわゆる、中身だけでなく、外見も大切。ミスコンみたいなものだ。
都会のデパートでは、桐の箱で売られているのも頷ける。
当日は、メロンに携わる販売店や料理長などが厳しい舌で試食を繰り返していたが、
その中で、目を皿のようにしてメロンを見、写真を撮り、それはそれは華やかな会場にはにつかわしくないような青年がいた。
おそらく、メロン農家の方だろう。お父さん、お爺さんの代から譲り受け頑張っているのだろう。日本一、いや、世界一になる、といった気迫が感じられ、このような方がこれからの日本の農業を盛り上げていくんだな、、と応援したくなった。
メロンは甘い甘い果実、
その甘さは、想像を超えたご努力の結晶。
有難く頂きます！
‘
2013.8.27