やはり原点はこの一冊「新春シャンソンショー×10」

本屋や新聞にはなばなしく紹介されていると、ついつい購入してしまう・・・。

「喋り方」の教則本。

私の本棚にもコーナーが出来るくらいになった。。。とほほ。

そんな中、「ダンシャリ」を敢行!

ただ、久しぶりに手にとった一冊は懐かしさと同時に、えも言えず感情が込み上げてきた。

 

「あなたの声のトレーナー 美しい声の出し方、つくり方」

なんと、初版は1979年!!第19刷発行が1995年とある。

元、NHKアナウンサー「塩原慎次朗」さんが書かれたもので、その写真も思わず吹き出してしまうほど古くさい。メガネとか髪型とか。(ごめんなさい。。)

 

これは、私がK?MIX静岡エフエム放送に入社時に購入したものであろう。

いつも持ち歩いていて、側面は手垢にまみれ、タイトルが恥ずかしいからと裏返しにしていたカバーには所々テープで補強してある。それもボロボロ・・・。

 

ニュースや番組で読みにくかった難しい発音単語が多数書き込んであるのが懐かしい。

情けなさと戒めの気持ちをもって、こっそり、書き込んでいた自分を思い出す。

新人の頃、先輩アナウンサーから、

「上手くなりたい、上手くなりたいと思っている間は上手くならないぞ、かみやっ!」

と言われ、「どーしたらいいですかーーーー!!」と頭を抱えたこともあった。

それも大事なプロセス。今ならその答えが解るように思う。

 

当時の自分からしたら、今の自分は憧れの存在だろう。

 

もう一度、この古くさい本を手元に携えて、1から勉強してみよう。

今、この瞬間も、後の自分からしたら「大事なプロセス」になってるだろうから。

そう信じて・・・。

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2013.6.24

言の葉・言霊