介護付き有料老人ホームの説明会@横浜
司会進行役。今回で3回目なのでいちよ慣れている。
講演会のあと、施設の特徴のプレゼン、続いて実際に入居している方々によるトークセッションを開催。
順調に進んでいると、マイクで喋っていたおじいちゃんが、突然、声をつまらせた。
身の上話しをし、
「だから私はここに入って本当に良かったと思う。感謝している・・・」
と、声を震わせている。
こみ上げてくるものを我慢して、一生懸命話すおじちゃんのその姿に、
会場はシーンと水をうったようになり、
観客全員が、おじいちゃんの言葉に集中、身を乗り出すように聞き入っていた。
どんな美辞麗句よりも、共感。
おじいちゃんの涙は、施設への興味から、実際の行動へとうつそうとした人にとって、
充分すぎるほどの説得力を持っていた。
決して、おじいちゃんは意図していたわけではないが、
「伝えるって、どんなこと?!」
喋り手として、深く考えさせられる瞬間だった。
2010.5.20