学生さんにも観て貰いたい、との思いから
日本大学国際関係学部の教室!でのコンサート。
銀杏美しいこの学生街で佐藤さんは育ったらしい。
なんと、ステージ(先生が乗ることろ)のスペースでは
楽器が収まりきれず手作りで拡張補修していらした。
さらに印象的なのは
佐藤さんのパーカッションが作品毎にセッティングを変え、手作りの音装置?もある。
叩くだけではない、引っ張ったり、こすったり、触れたり、握ったり・・・。
しかも、途中、車のホイールのようなシンバル?が取れて落ちてしまい
慌ててPAさんがネジを回しにいったのだが、何事も起こってないかのように集中してプレイを続け、
いや寧ろ、
「楽器落ちる」のアクシデントもプレイの一環のように加速度的に集中力を増し炎の如く演奏し続けていた。
ただただ、圧巻。
呼吸をするのを忘れてしまうほどの打楽器プレイ…。
煙のように宙を舞う音の粒は、もう一つ別の世界を創りだし、
そこに吸い込まれていくわたしたち観客。
そして、そこに挑むかのように絡まる原田大二郎さんの朗読!
そよ風かと思えば、暴風雨になったり、竜巻まで感じさせる文章のアウトプット。
炎を鎮火させるかと思えば、油を注いだり、、、そんな駆け引きもたまんない!
江戸川乱歩の名作「人間椅子」の緊迫感と憎悪感はこの二人に手によって色濃いものになっていく。
声の表情は最早、身体全体の表現よりも勝るのではないかと思うほど。
鍛錬に鍛錬を重ねた者だけが到達出来る領域。
時間が経って書いている今もなお、身震いする思い。
本当に人間業なのだろうか・・・・。
夢か現実か。。。
佐藤さんは、以前K-mixにて番組を担当してくださっていたご縁でお話しをさせて頂いたことがある。
原田大二郎さんともいつか、同じ空気を吸って、会話をさせて頂きたいと切に願う。
K-mix神谷宥希枝の独立宣言「ザ★オーディション」グランプリトの
紫乃ちゃんと久しぶりに再会!
とても嬉しい。ランチの約束を取り付けた也❤
2022.11.29